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V-2.和音

4和音はポピュラー音楽で好まれるコードです。
3和音に比べて音の数が多い分、それぞれの持つ特徴が前面に出てきます。
3和音に比べて「大人っぽい」響きになるのが、好まれる大きな要因でしょう。


@【7】セブンス

 次に進みたがる不安定なコード

4和音の中では唯一、古典的に(?)正式に認められている和音です。
そのため、4和音の中では3和音に近い子供っぽい雰囲気をもちます。
また、第3音と第7音が減5度の関係にあって不安定なため、その状態から解決しようとする力があり、
これを利用して次のコードで解決することで強い「終止感」を得ることができます。
(「ドミナント・セブンス」として古くから使われてきた進行です。)


A【△7】メジャー・セブンス

 哀愁漂う大人の雰囲気

きらきらした都会的なコードです。同時に、大人っぽい哀愁も持ち合わせます。
メジャーコードの明るさもどこか遠くでは感じますが、第7音のきらきら感のほうが強い印象を受けます。
また、どことなく切ない響きもあるため、様々な場面で使うことができます。

B【m7】マイナー・セブンス

 マイルドになったマイナーコード

基本的な響きはマイナーコードに共通する部分がありますが、
第7音が乗ったことで暗い感じがマイルドになっています。
落ち着いた雰囲気があり、どことなく不思議な感じのするコードです。
個人的には「深海」をイメージします。

C【m△7】マイナー・メジャー・セブンス

 使いづらさとカッコよさは紙一重

いきなり鳴らされると「ん?」となるような、どこかがおかしい雰囲気を持つコードです。
そのため、このコードを前面に出して使うようなことはあまりしません。
しかし、前後のコードによってはとても効果的な雰囲気をかもし出す「名脇役」でもあります。
短調の終わりで普通のマイナーコードの代わりに鳴らしたり、
同じルートの△7の後に鳴らしたりすれば、おしゃれでカッコいいコードに早変わり。

D【m7-5マイナー・セブンス・フラットフィフス

 特有の儚い響き

儚くて切なくて、そのどこかに光を含んだような雰囲気のコードです。
どちらかというと、m7やdim7よりも△7に近い響きを持ちます。
しかし使い方によってはトライアド部分のdimの響きが目立って濁った感じがすることも。

E【dim7】ディミニッシュ・セブンス

 パッシングの名脇役

このコードには「単純に構成音を並べたもの」と「セブンスであることを強調したもの」の2通りの書き方があります。
ディミニッシュ・セブンスは減5度を2つも持っているので7やm7-5よりさらに不安定な雰囲気になります。
同時に、ディミニッシュの雰囲気を受け継いでいるため、沈んだような儚さも感じさせます。
この雰囲気は明るいコードの中に置いて意外感を出したり、自然に暗くする時に有効で、
「パッシング・ディミニッシュ」としてバラードなどで好んで使われます。

F【6】シックスス

 ちょっと陽気な南国の響き

自然派で陽気な、南国の雰囲気をもつコードです。
どことなく和風な感じや、陽気ながらも少し落ち着いた響きを持ちます。
第6音を1オクターブ下に持ってくるとm7と同じ形になるのですが、
そう考えると同じ音でも並べ方によって印象が全然違ってくるので不思議ですね。

G【m6】マイナー・シックスス

 クールに、少し陽気に

シックススよりも少し都会的な響きになった、楽しそうでカッコいいコードです。
第3音と第6音が増4度の関係ですが、7やdim7に比べるとかなり不安定さが気にならないほう。
同じルートの△7の後に鳴らすと、カッコよさが一段とアップします。

H【7sus4】セブンス・サスペンディッド・フォース

 神秘的な独特の雰囲気

3和音で紹介したsus4の力強さと期待感はそのままに、新たに神秘的な雰囲気が加わった進化バージョン。
第5音→第1音→第4音→第7音と並べ替えると、隣との音程差が全て完全4度になります。
この「無機質さ」の積み重ねが、無機質→人っぽくない→神秘的、となっているのだと私は勝手に考えます。
sus4と同じく、味付け役として使い勝手のいいコードです。

I【add9】アディショナル・ナインス

 浮遊感ならお任せ

第9音が宙ぶらりんの雰囲気で、まるで空を飛んでいるかのような気分になれるコードです。
都会的なのに△7などのような切なさはあまりなく、それでいて気取らない雰囲気です。
私が最も好んで使うコードのひとつでもあります(←誰も必要としない情報)。

J【m add9】マイナー・アディショナル・ナインス

 切なさの頂点に君臨

こちらは第9音が切なさの象徴となり、マイナーコードに悲しい感じを加えています。
また、ルート→第5音→第9音という完全5度の響きがadd9よりも目立つため、力強い感じもします。
個人的には、4和音の中では最も切ないコードです。


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